香港での株主総会は豪華な食事が提供される。これを目当てに年金生活の高齢者達が総会に殺到しているのだ。香港は狭いために電車やバスで簡単に総会に出席できる。この状況は米国とは大きく異なっている。米国ではコスト削減のために株主総会での食事やイベントを削減する傾向にあるためだ。香港での株主総会では、食事目当てに参加した高齢者達は総会はそっちのけで食事のことばかり気にかけている。そもそも香港企業の多くは同族企業であるために外部株主は発言力はあまりないのだ。ビュッフェ形式の場合は、株主が殺到して混乱することもある。そのため弁当や着席形式を取る場合もある。
Gravy Train: Investors In Hong Kong Eat Up Annual Meetings
(Wall Street Journal)(2004/06/21)
