プライスレス 必ず得する行動経済学の法則

プライスレス 必ず得する行動経済学の法則

プライスレス 必ず得する行動経済学の法則

だいぶ前に購入して、少し読んでいたが放置していたままになっていたので再び読むことにした。この本を読んで感じるのは、消費者は価格というものをてんで分かっていないという点だ。一番大事なことなのに。企業がいかに、消費者から多くの利益を上げるべく、価格を操作しているのか、いろんな例を持ち出して紹介しており非常に面白い。高額商品はそれ自体は、売る目的ではなく(もちろん売れれば企業にはありがたいのだけど)、より安い商品の魅力を高めるために存在するという。ブランド企業があほみたいな価格のジュエリーや時計を陳列するのもそのためだ。他の商品(利益率はこれも低くはない)が相対的に安く見せるためだ。