自殺幇助を認めるべきか

Assisted suicide : Going gently (The Economist)
medical tourismという言葉があるが、suicide tourismという言葉も近い将来には広く使われるようになるかもしれない。スイスではいろいろ条件がついているものの、自殺幇助は犯罪ではない。そのため海外より自殺したい人がスイスを訪れるという。わざわざ海外まで行って自殺を手伝ってもらうのではなく、自国(この記事の場合では英国)でも同じようなことはできないのかという提案をしている。しかし認める場合でも、本人の意志があればどんな原因でも認めるという訳でもなく、助かる見込みがなく痛みに苦しんでいるような人に限定すべきだと説く。お重い障害を抱えていてもすぐに生命の危機に直面するような場合には認めるべきではないという。あまりにも簡単に認めてしまうと高齢者に対して自殺を強要するようなムードにもつながりかねないためだ。あと当然かもしれないが自殺の意志を表明して実施までに頭を冷やす期間も設ける必要もある。