フロー体験 喜びの現象学

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

新幹線で読むためにこの本も持って行った。同じ著者の「フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい」(ASIN:4790713512)も読んでいるが、いまいちよく分からないところがあるので最初にさかのぼって読んでみようと考えてみた。

宇宙は人間を幸福にするようにはできていないという冷酷な事実から本書は始まる。
子どもにはフロー体験を味わうことができるような人になってほしいと思う。自分がどのような境遇で生きるのか、自分ではどうしようもない運命で大きく左右されるというのは納得できなくても受け入れざるをえない事実だ。しかしどんな境遇にあっても幸福を感じることはできるはずだ。幸福を感じることができるかどうかはフロー体験を味わうかどうかによると著者は指摘している。この本を読んだだけではフローを感じることはできないだろうけど、考えるきっかけにはなりそうだと思う。