理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

読み始める。私が最近読んでいる本とかぶっている。ちょうど私の関心にぴったり当てはまる。そうか、私が関心を持っていたのは理性の限界ということだったのか。と改めて気づかされた。
一番最初の「選択の限界」が興味深い。選挙のパラドクスだ。どのような投票制度を持ってしても、誰が真の当選者とすべきか疑問が生じるようだ。証明までされているというのも驚きだ。
どんな投票制度で代表を選ぶのか、その制度自体が当選者のパーソナリティーを決定しているとも言えるらしい。熱狂的な支持者がいる一方で嫌悪感を示す人も多い候補者と、好き嫌いがそれほど明確ではない候補者、どちらが選ばれるかは投票制度がどのようになっているのかという点が大きく左右する。

ほしい物リストに入れてあった「選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか?」(ASIN:4791764153)を読みたくなってきた。