まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

引き続き読書。

常識とは18歳までに溜め込んだ偏見の集まり(アインシュタイン) 科学史を学ぶのは投資においてやはり大事なことのようだ。科学の発展は常に既成概念の破壊によるものだったのだから。現在の通説が妥当な物なのか、たとえば10年後に振り返った場合にどんな風に見えるのか、できる限り客観的に見るように努めないと投資で成功するのは難しそうだ。

著者のマスコミ嫌いはかなり徹底しているが、バロンズのアラン・エイベルソンには高い評価をしている。Up and down wall streetを読みたくなった。Barron'sの購読がWSJ.comから分離されて以来読んでいない。10年以上前にはかなり難しい文章と思えたが今ではどう感じるだろうか。
あとThe Economistを読んでいるようだ。多すぎる情報は役に立たないだけではなく、有害であるという。週刊誌程度のサイクルがちょうど良いのかもしれない。