愛撫・人の心に触れる力

愛撫・人の心に触れる力 (NHKブックス)

読了。面白い。ふとしたことがきっかけで面白い本と巡り会えた。子供を持つ前に読むことができて良かった。進化論・動物行動学・心理学などがミックスされたような本かな。手・皮膚というのはなかなか不思議な器官である。手は口ほどに物を言うということわざはないと思うがそんな言葉があっても良いかもしれない。スキンシップが大事と言っても理由が分からないといまいち納得できないけどこの本を読んで充分納得できた。手を触れるだけで痛みや不安が和らぐとは「手当て」の字そのものである。皮膚で感じたことが脳にフィードバックされて感情が変化するというのも意外ではあるが、分からないこともない。
同じ著者の「子供の「脳」は肌にある」(ASIN:4334032451)は妻が読んでおり、面白いと言っていた。内容はかなり重複しているようだ。