この国のかたち〈1〉/ 司馬遼太郎

この国のかたち〈1〉 (文春文庫)

この国のかたち〈1〉 (文春文庫)

読了。この本も面白い。このシリーズは全部読もう。短いエッセイをまとめており、あまり順番を気にせずに読むことができる。司馬遼太郎の文庫本の最後には、司馬遼太郎記念館の紹介が載っている。場所を見ると、妻が生まれた場所の近くのようだ。今度帰省したときにでも行けたらいいな。

いろんなテーマが取り上げられているが面白いと思ったのは以下のようなもの。

  • 統帥権という不思議な権力。
  • 法人としての色彩が濃い「藩」という存在
  • 日本における君主のありかた、独裁が嫌われる理由。
  • 救済という仏教には本来存在しないものを取りこんだ浄土真宗

日本史を勉強しておけばよかったなとつくづく思う。なぜか私が高校生のころは日本史と世界史のいずれかを履修すれば良かった。たぶん履修漏れではないと思うのだが。。カリキュラムが今とは違っていたのだろう。