DMX-CG65雑感

すこし使ってみた感想。コンパクトでそれなりの画質で撮影できるので満足度は高いものの、大きな不満としてレンズカバーの存在がある。ひもで本体につながったレンズカバーはなんとも間抜けな感じだ。本体のデザインは悪くはないのだが、レンズカバーが帳消しにしている。確かに筐体の大きさを考えると自動のレンズカバーを入れるのは難しいのだろうけどなんとかして欲しかったところだ。しかもすこし堅めに装着されるので取り外しに力がいる。あまり簡単に外れてしまうとカバーの意味がないので仕方がないところではあるが。
あと、USB経由でパソコンに接続する際もすこし面倒である。今まで利用してきたデジカメは、USB接続すると自動的にPC上にドライブとして認識されるのだが、この機種の場合は、「カードリーダーとして接続する」と明示的に操作しないとドライブとしては認識されない。一手間かかるのがすこし残念だ。


作成されるファイルはmp4なので、iTunesに取り込むことは容易だ。試しにApple TVに転送してみたが、大きな問題が発生。Apple TVではこの機種でTV-SHQという画質で録画したファイルはきれいに再生できない。途中でフリーズすることはないものの、ブロックノイズがかなり発生している。PC上のQuicktimeでは問題なく再生できるのでApple TV側の問題だと思う。そこでiTunes上で問題のファイルを「iPod用に変換」してみた。変換されたファイルを転送すると問題なく再生できた。やはりビットレートが高すぎてApple TV上では再生が難しいのかもしれない。高いと言っても3Mなので、Apple TVでは再生できてもおかしくないと思うのだが、プロファイルの問題なのだろうか。iTunes上ではTV-SHQのデータはプロファイルがLow Complexityと表示されている。実際はmainプロファイルだと思うのだが、iTunes側で誤認しているようだ。