iPod Classic雑感

最初に購入したHDD内蔵型のiPod(3rdGeneration)よりも大幅に薄く、軽い。画面の鮮明さも比較にならないほどだ。3年間でここまで進歩するとは驚きである。HDDのアクセス音も小さくなっているように感じる。表面はつや消し処理が施されているが、指の脂がついてしまい一日使っただけなのにシミらしいものが現れてくる。裏面と違い布で拭いても取れない感じだ。80Gといっても実際に使えるのは74G程度。サイズが大きくなってくるとこのあたりの差も大きくなってくる。差が5G以上あるわけだが、5Gと言えば今まで使っているiPod Nanoの容量よりも大きいのだ。
Cover Flowの反応は遅い。スクロールに画像表示が完全に遅れている。タイムラグがあるのであまり快適とも思えない。スクロール自体も反応が鈍くなったような印象だ。検索機能が搭載されたものの、実際に使う場面があるのかどうかよく分からない。フラッシュメモリー型のiPod Nanoをずっと使っていたために、選曲してから再生するまでに微妙に時間がかかる点もすこし気になったところだ。あと、シンクに時間がかかるのはビデオの宿命か。マイナス点ばかり書いてしまったが、表示フォントが非常にきれいになっており、音楽再生中の画面は、Apple TVのような印象だ。要するに非常に美しい。


iPodで再生できるようにビデオコンテンツを用意するのは非常に時間がかかる。Roxio CrunchApple TVの設定でエンコードしたh.264データはiPodでは再生できない。ビットレートを1500kbpsにしても同じだ。プロファイルを「メイン」と「ベースライン」両方を選択するようにしておいたのだが駄目だった。素直にiPodの設定でエンコードしておくべきだった。それだとApple TVでも再生できる。しかしApple TV上ではすこし画面が荒くなるので難しいところだ。Apple TVとiPod両方に別々のファイルを用意するのも面倒である。こんなにいろいろ悩んでしまうのも、h.264へのエンコードが非常に時間がかかることが根本的な原因である。1時間のビデオを10分程度で簡単にエンコードできるようになるのはいつのことやら。最近は高速なMPUを搭載したマシンなんてたいして欲しいとも思わなかったが、ここへきてそうでもなくなってきたようだ。

Apple TV用にエンコードしたファイルをRoxio Crunchを利用してiPod向けに再度エンコードすると、映像と音声がずれたファイルができあがる。今度はhandbrakeで試してみるが、同じh.264ファイルとはいえ、ビットレートやプロファイルの変換はかなりの時間がかかることが分かったのでオリジナルのmpeg2ファイルをソースにして最初からやり直した方が良さそうな気がする。

いくつかVideo Podcastを追加登録してみた。iPodの新ラインナップではシャッフル以外はすべてビデオを見ることができるようになったわけだから、日本語のVideo Podcastも今後増加してくるのではないかと期待している。

  • Apple Quick Tip Of The Week
  • The CNN Daily
  • CNN SHOWandTELL
  • New York Times Video : Latest Video Reports
  • WSJ Video Daily

以上すべてiTMSで登録できる。

iPodに接続するコンポジット AV ケーブルも欲しくなってきたがApple Storeでは数週間待たないといけないようだ。


Apple iPod classic 80GB ブラック MB147J/A

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