Apple TV体験記 その1

Apple TV MA711J/A

Apple TV MA711J/A

金曜日にApple TVという存在が気になったばかりだが、土曜日に購入してしまった。これほど早く買ってしまうのも珍しい。ゴールデンウィークではお金を全く使っていなかったので何か買いたくなっていたのかもしれない。ビックカメラには妻と一緒に行ったのだが、デモを見て妻がかなり感心していたことも後押しすることになった。
ビックカメラにて買ったが、あまり購入する人もいないみたいで、カウンターに行ってApple TVが欲しい旨を伝えると少し驚いたような表情をしていたように見えた。倉庫から品物を持ってくるだけでも結構な時間待たされたし、実際にそれほど売れていないのかもしれない。私も金曜日まではApple TVとはなんなのかよく分かっていなかった。
HDMIケーブル(SONY製だがやたらと高い)も別のフロアで購入して、帰宅後早速セットアップ。
セットアップ自体は非常に簡単。HDMIケーブルをApple TVと液晶テレビ(VIERA TH-26LX75S)につないで、電源コードをコンセントに指す。この機種には電源ボタンはないので、コンセントに指したとたんに起動する。液晶テレビ上にセットアップの手順が表示され、とまどうことはなかった。無線LAN環境で使うことにしたが、暗号化しているのでパスワードを入れる必要がある。あまり設定することはないので、パスワードのタイプが複数あることに気づいていなかった。3種類表示されるので、一番上を選び、パスワードをテレビ画面上でカーソルを動かしながら入力。あっけなくネットワークに参加できた。アップルの問題ではないのだが、一点少し手間取ったところがあった。近所には無線LANがやたらとあるようで、ネットワーク一覧には6個以上が登場していた。どれもシリアルナンバーのような英数字なので自分のネットワークがどれなのかすぐには分からない。ノートPCに無線LANカードが刺さっていることを思い出し、起動させてネットワーク名を調べる羽目になった。

ネットワークに参加すると、きれいでかっこいいオープニング映像が始まる。その後はPC上のiTunesApple TVを認識させる作業だ。iTunes上にはいつのまにかデバイスとしてAppleTVが表示される。Apple TV上でに5桁の数字が表示されるのでiTunesで同じ数字を入力する。iPodと同じようにデバイスには名前を付ける必要がある。そのまんまだが「Apple TV」としておいた。

Apple TVには40GB(ユーザーが使えるのは32GB程度)のHDDが搭載されているが、私の計画では、Apple TV自体にはデータを保存せずに、PCからストリーミング再生することを考えていた。しかしよく調べると、写真はストリーミング再生はできないことが分かった(参照:http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=305270-ja)。そのため液晶テレビで見たい写真は全部Apple TV側に持ってくる必要がある。iTunes側でPCのどのフォルダと同期を取るのか指定すると、自動的にコピーしてくれる。Picasaで写真を管理しており、Picasa上で写真の傾きの情報を保管しているが、このデータはもちろんApple TVには伝えられない。縦に構えて撮影した写真はJPEGファイルのレベルで正しく修正しておく必要がある。

液晶テレビで見るデジカメ写真は非常に鮮明だ。深みが出てくるので適当に撮影した写真でもプロが撮影したかのような錯覚になる。妻も大満足だ。実家にあるプラズマテレビHDMI端子があれば、Apple TVを持って出かけても良さそうだ。重量もそれほどないし。