- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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生殖細胞が全く同じでありながら、生殖活動を行う生物もある。カビの一種がこのような形態を取るらしい。そのため雄と雌を区別することができない。
どのように雄と雌は生殖活動を行うのか、雌は卵子を作る段階ですでに多くの投資を行っている。自分が消費しても良い栄養を卵子に分け与えているのだから。卵子の数も雄が作る精子と比較すると大幅に少ないのが普通だ。受精の段階で雄の貢献度は50%を大幅に下回っている。このように考えると、精子の存在感はかなり低いものに思えるし、雄の数は雌の数よりも少なくてもよいのではないかとも考えてしまう。しかし詳細な説明は省くが、雄と雌は50%ずつになるという。