日経新聞の「ネットと文明」

ヤフーでも社員のIT利用記録を監視する部隊があるそうだ。「社員監視隊」という名前らしい。「社員監視隊」はだれが監視するのだろう?そして監視隊を監視するものを監視するのは・・。そうやってまわり回って誰も監視しないという状況になりそうな予感。
技術的に監視を行おうとしても限界はあるし、社員のモラルに依存せざるをえない。長期的に働こうと考えている社員、もしくはこの会社での明るい展望を感じている社員ならば、馬鹿なこともしないだろうと思う。それでも技術的な監視を行うのは何か問題が発生したときの言い訳を用意しておきたいからなのだろう。

今日の記事に書かれていたようなことは、当社でもだいぶ前から行われている。社外に送信したメールが上司によるチェックの対象になるし、閲覧できるサイトにも制限がかかっている。そのためいわゆるアルファブロガーのサイトもいくつかは制限がかけられていて社内では見ることができない。たぶん文章を解析して不適切なものだとソフトウェアが判断しているのだろう。たとえば、「百式」はサイドビジネスのサイトとして判断されアクセスできない。「404 Blog Not Found」はポルノと判断されこれもアクセス不可。なぜだろう。