- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/12/13
- メディア: 単行本
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最後の章で、キリスト教が当時のローマ帝国で普及していった要因が述べられている。安全保障や治安が低下し、ローマの今までの価値観が崩れ始めていたことが、絶対神の宗教であるキリスト教の人気が高まった原因と指摘していた。絶対神の宗教としては当時にはユダヤ教もあったわけだが、キリスト教のほうがローマ社会に歩み寄っていったために、当時のローマ人にとっては受け入れやすかったと分析している。
引き続き最新刊の「最後の努力」を読み始めている。再び最初から全部読み返したい気分になってきた。特に「ハンニバル戦記」「ユリウス・カエサル」はもう一度読んでみたい。