日本の政局

Japan's politics : The Fat Lady is about to join in (The Economist)
記事の中身は特に目新しいものはない。興味深いのが、タイトルである。何かのだじゃれなのだろうって気がしたのだけど、元ネタが分からない。一番最初に思いついたのが、ヨギ・ベラが言ったとされる"It ain't over 'til the fat lady sings"というフレーズだ。太ったおばさんが歌い出すまでは試合の行方は分からないといった意味だったかと思う。大リーグの試合では試合終了後に歌を歌う習慣があるのかと思ったのだが、wikipediaを見るとワーグナーニュルンベルグの指輪が起源らしい。全然関係ない話になってしまった。
もしこの解釈で正しければ、自民党政権が終わりに近づいているというニュアンスを伝えているのだろう。

生き残った帝国ビザンティン

生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866)

生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866)

塩野七生の本をアマゾンで購入したら、この本がおすすめと表示された。確かに関連性は高い。この本はれっきとした大学教授が執筆しているが、塩野作品と同じような匂いを感じる。歴史を描くのではなく人間を描こうとしているような態度だ。まだ半分も読んでいないが、ビザンティン帝国の印象はだいぶ変わった。東西分裂後、ビザンティン帝国は緩やかな衰退の道を歩んでいただけだと思っていたが、中興の祖のような皇帝も登場し領土を拡大する時代もあったようだ。